移住前に知りたいココが変だよ北海道の風習

移住前に知りたいココが変だよ北海道の風習

ココが変だよ北海道民

 

ここが変

何とも年齢を感じさせるタイトルを思わずつけてしまいましたが、日本中津々浦々、独自の文化や風習・常識は様々です。

以前北海道弁のご紹介をしましたが、今回は北海道の“風習”についてご紹介したいと思います。

北海道民(札幌市民)でも実際に他の地域との違いに気づいていないケースも多々あり、実際筆者もこの移住ブログを始めてから知った事実も沢山あります。

これから移住を考えている方は移住前に是非とも理解してから北海道に来て頂きたいですし、道民の方はこの機会に是非とも自分達の風習について改めて考えていただければと思います。

 

住まいの不思議

 

住まい

冬場限定の退去費用

結論から書きますと、北海道の賃貸物件は退去時が冬季の11月~1月(又は2月)の場合違約金として主に家賃の1ヶ月分を支払わなくてはなりません。

この記事を書くキッカケとなったのがこれで、筆者も実はこの事をつい最近のマンションの契約時まで知りませんでした。

冬期間特約

ちょっと文字が見にくいですが、これが今回実際に筆者が渡された契約書の一文で、

”冬季特約期間中に契約を解除した場合、損料として家賃の1ヶ月分を賃貸人が収受するものとします”と書かれています。

不動産業者の方もココをすら~っと説明されたので、危うく聞き逃すところでしたが、不動産屋さん曰く、

”冬の間に引っ越しをされると次の借り手が中々見つからない説が建前で、実際は大家が冬場動くのがめんどくさいから”みたいですね。

もっともこの特約は北海道の賃貸物件に必ずついてくる訳では無いのと、ついていたとしても冬場に引っ越しをしなければ良いだけの話ですね。

(だったら冬季の入居を安くしろと言いたい…怒)

玄関フード

 

玄関フード

”玄関フード”は北国の住宅に欠かせない、玄関より外にさらにもう一つ壁(ガラス)で仕切られた空間の事を言います。

豪雪地帯では朝起きたら雪が1メートル以上積もる事も多々ありますので、通所の引き戸の玄関では外に出られません。

玄関フードは主に横スライドの扉になっています。

更に利点としては、冬場鍵を忘れた際の誰かが帰ってくるまでに避難場所(それでもかなり寒いが雪はあたらない)や、実家などでは漬物置き場になることが多いです(どこの家も特有の匂いがする)。

 

 

冠婚葬祭の不思議

 

冠婚葬祭

地域によって様々なしきたり風習はありますが、”冠婚葬祭”は特に違いが色濃く出ます。

道外からの来客者にはありがたい結婚式

 

結婚式受付

こちらは昨今はもう定番の話題ではありますが、北海道の結婚式の多くは”会費制”です。

本州では主に”祝儀”として友人であれば30000円~が相場ですが、北海道の”会費”の相場15000円前後です。

北海道の会費相場が上がってきているとは言われますが、それでも1000円~2000円程です。

”会費が安いからその分祝儀を包まなくちゃいけないの?”

という疑問も生まれますが、友人の場合はまず不要です。(親しい友人であれば友人数人で事前もしくは別日にプレゼント等は渡す事はあります)

祝儀袋を用意する必要も無く、受付で手渡しします。(逆に祝儀袋に入れて受付でもたつく方がかえって迷惑なくらいです)

さらに謎が多い葬式

 

葬式の香典

まず、こちらもメディア等でメジャーな”北海道あるある”になりつつあるのは”葬式の香典に領収書”

これは北海道ならではで、取引先の場合は接待交際費、従業員関係であれば福利厚生費として計上できるそうです。

次に謎なのは”御供花料”の意味合いの違いです。

お通夜や葬儀の際に喪家が葬儀屋に一括で供養花を手配し別業者から等供養花をお断りする場合に、その一部を負担させて下さいという意味合いで”お花代”・”御供花料”として包むというのが通常ですが、北海道の場合は紙に”御供花料”を渡した人の名前を印刷したものが張り出されます。

理にかなっていると言えばそれまでですが、道外の人からすれば異様な光景です。

さらに受付で弔問客が名前や住所を書く”記帳台”もありません。

そのかわりに受付で受付係が弔問客との挨拶がてら記帳をします。

それどころか道外では四十九日後に記帳した住所宛に送られる、”香典返し”自体が無い家庭も珍しくないので、即日会場で手渡される粗品で終了のパターンも少なくありません。

葬儀の最後には主に親族揃っての”集合写真”です。

これも筆者的には当たり前のことだったのですが、北海道独自と言われています。

北海道人は先祖に開拓者が多く、土地も広大でなかなか集まることの出来ない親族が多かったりするので葬式とは言え記念写真を撮るという説もあります。

葬式に関する風習の違いは、北海道内でも更に様々風習が異なることから、本州からの移民が多いせいもあるのかもしれません。

 

行事の不思議

 

四季のイベント・ハロウィン

国内でも特に四季を感じることの出来る北海道は年間の行事もその他の地域とは違ったイベントが様々です。

正月の食事

 

おせち料理

”年越しそば”を年が変わる前に食べて、年明けに”そろそろおせちでも出しますか!”が通常なようですが、北海道は全く異なります。

筆者が子供の頃の大晦日のスケジュール的には、

・昼間~夕方

→大掃除をさせられる

・夕方~

→お正月特番をゴロゴロ観ていると、”おせち”登場(重箱というよりおせちの定番メニューの中から数点をピックアップで、あとはカニ・寿司など我が家的ごちそう)

・年越し後

→カウントダウンを見終わった位で小腹がすくので”年越しそば”(かけそば)登場

・翌朝(昼)

→”お雑煮”登場

こんな感じです。

我が家の場合は”年越しそば”は冷たいもので、理由は翌日の”お雑煮”と味が被るからだと言われていました。

大豆か落花生か

 

節分の豆まき

節分の豆まきは北海道(北日本)では”落花生”です。

中の豆は取り出さずそのまままきます。

節分シーズンはもれなく雪が積もっているので、春先に泥だらけでしなしなの落花生が顔を出します。

もしコレが大豆だとすると掃除が大変という理由で北海道ではより大きな”落花生”を使うようです。

本来豆まきの豆は、”鬼を射る”為の行事なので豆も”煎る”必要があるようですが、そこら辺は道民は全く気にしませんね…笑

七夕のハロウィン

 

ろうそく出せ

北海道の”七夕”は函館など地方によっては7月7日に行うことはありますが、基本的には8月7日になります。

昔、ドリカムが”7月7日晴れ”という曲をい出した時は”あぁ都会の人になってしまったか…”と正直思いました。

七夕で短冊を出す等は通常なのですが、もう一つ”ローソク出せ”(ローソクもらい)というイベントもあります。

近所の子供が集まって近所の家に”ローソク”をもらいに行くという名前のまんまの行事です。

玄関でチャイムを鳴らし、

「ロ~ソク出ぁ~せ~ 出ぁ~せぇ~よ~ 出ぁ~さぁ~ないとかっちゃくぞぉ~ お~ま~け~にぃ~ 食いつくぞぉ~」

という歌を玄関前で連発で歌い、ローソクをもらいます。(かっちゃく→引っ掻くなど多少地方によって歌が変わる)

ローソクをもらう目的ですが、実際にはお菓子をくれる家庭が多く、そこで近所の子供達は今後の付き合いを考えるため要注意です。(お菓子も無く。ローソクすらくれない家は最低だと思われます)

筆者が幼少期東区に住んでいた頃は毎年行われていますが、南区に引っ越したあとは一度も参加したことがなかったので地方によるイベントなのかもしれません。

ハロウィンにかなり似た風習ですが、ハロウィンが由来や意味などしっかりしているのに対し、”ローソク出せ”はネーミングからしてクォリティーが低く、仮装なども無く私服で行われます。

締めの乾杯

 

締めの乾杯

職場などでの飲み会で、”そろそろお開きに~”という時は道外では”一本締め””三本締め”が通常ですが、北海道は

”よし!最後に締めの乾杯するべ!”です。

最後にもう一杯飲みます事になりますし、2次会・3次会でも勿論行われます…笑

 

食べ物の不思議

 

トマト

赤飯&黒飯

北海道の”赤飯”は小豆ではなく”甘納豆”を入れたもので味もほんのり甘いというのは大分浸透してきていますが、”黒飯”はご存知でしょうか?

黒飯

コレです。

主に弔事に食べる”黒豆を使ったおこわ”で、あまりに縁起が良くないのと存在感も薄く、正直食べる機会もほぼ無いため筆者も北海道限定ということを最近まで知りませんでした。

”甘くない赤飯”でたまに食べる時は”実は黒飯好き”という人が必ず一人はいるレアキャラです。

とりあえず砂糖

 

砂糖

北海道人は”アメリカンドッグに砂糖をかける”という話をよくされますが、正確には道東など一部の地域だけで札幌人はあまり聞きません。

”納豆に砂糖をかける”もコレもまた良く言われますがこちらも一般的では無くごく一部の人か、筆者の肌感では”納豆嫌いの子供に慣れさせる為”だと思っています。

実際に筆者も幼少期に食べたことがありますが、元々納豆嫌いではなかった為、数回程度です。

例えば定食屋で納豆に砂糖をかけだしたりしたら普通に引かれます…笑

”トマトに砂糖をかける”も良く聞きますし、こちらは筆者が一番苦手な野菜なので幼少期に砂糖をかけて食べさせられましたが、全く克服出来ませんでした…

農家で採れたてのトマトにはかけないと思うので、良い(高い)トマトにはかけずに普通もしくは少し質の良くないものを美味しく食べる為に使う手法でしょうか?

赤飯の甘納豆といい、道民は甘党なのでしょうか??

 

この記事のまとめ

以上が他の地域とは少し違う、筆者が”ここが変”と思う北海道の風習まとめでした。

移住者や観光の方向けに書いたつもりでしたが、”絶対コレは道民もおかしさに気づいていない”と思うことばかりで、実際に筆者も調べてみてわかること、気づくことばかりでした。

地域の風習は悪いことではなく面白いことと捉えて、”よその地域で、やってしまった・言ってしまったら恥ずかしい”なんて思わずに大切な文化としてこれからも話のネタにしていきたいものです。

 

・北海道のおかしな風習の大半は”めんどくさいから”・”特に気にしていない”といった道民の人柄によるものが多い

・寒さが原因の風習もある